クリーンヒートパッカーの温度が上がらない場合以下の部品の故障の可能性があります。
1.循環制御温度計(SSRをコントロールする)
2.電磁開閉器(+サーマル)ヒーターの電源
3.SSR(スリッドステートリレー)循環制御温度計からの信号でヒーター電流を制御する
4.ヒーター(Δ結線されたニクロム線又はシーズヒーター)
チェックの流れ
1.電磁開閉器の1次側と2次側の電圧を測る。200V出ていなければ電磁開閉器を交換する。
2.SSRの診断は電磁開閉器のS相にテスターのバーを当て、SSRの2次側の電圧を測定する。
30秒程度測定状態を維持し、変化する数値の最大値を読む。200V出ていなければ故障の可能性がある。
SSRのLEDが点灯している時に200V出ていない場合はSSRを交換する
3.循環制御温度計の+JA1と-JA2間の電圧を測定(DCレンジ)、信号が出ていなければ循環制御温計を交換する。
4.ヒーター端子台で200V出ていることを確認できたら、各相の電流値を測定する。
正常なら15~17Aの間に収まる(6KWヒータの場合)極端に低い電流しか出てこない場合、ニクロム線が断線しているので、ヒーターを交換する。