クリーンヒートパッカーの温度が上がらない

クリーンヒートパッカーの温度が上がらない場合以下の部品の故障の可能性があります。
1.循環制御温度計(SSRをコントロールする)
2.電磁開閉器(+サーマル)ヒーターの電源
3.SSR(スリッドステートリレー)循環制御温度計からの信号でヒーター電流を制御する
4.ヒーター(Δ結線されたニクロム線又はシーズヒーター)

チェックの流れ
1.電磁開閉器の1次側と2次側の電圧を測る。200V出ていなければ電磁開閉器を交換する。
2.SSRの診断は電磁開閉器のS相にテスターのバーを当て、SSRの2次側の電圧を測定する。
30秒程度測定状態を維持し、変化する数値の最大値を読む。200V出ていなければ故障の可能性がある。
SSRのLEDが点灯している時に200V出ていない場合はSSRを交換する
3.循環制御温度計の+JA1と-JA2間の電圧を測定(DCレンジ)、信号が出ていなければ循環制御温計を交換する。
4.ヒーター端子台で200V出ていることを確認できたら、各相の電流値を測定する。
正常なら15~17Aの間に収まる(6KWヒータの場合)極端に低い電流しか出てこない場合、ニクロム線が断線しているので、ヒーターを交換する。


クリーンヒートパッカーの受け箱について

現在受け箱の在庫はゼロです。不景気のため受け箱の在庫は行わないことにしました。
必要な方は各自オンラインショップから購入してください。商品情報は下記の通りです。
モノタロ、楽天市場、Yahooショッピング等で扱われています。

TRUSCO
大型パーツBOX 外寸(幅×奥行×高さ)452×604×149mm 1個 W-3NG

バイオ消臭剤の使用上の注意

バイオ消臭剤はバイオの力で消臭するため、即効性はありません。

臭いの元と反応することでゆっくり消臭します。微生物が活動しが活発になるのは20~30℃です。寒い時は反応に時間がかかります。

そこで使用するときは、処理対象にバイオ消臭剤を塗るような感じで湿り気を残すようにしてください。シュッシュやキッチンペーパを使い湿布するのも1つの方法です。

クリーンヒートパッカーの故障診断方法

運転スイッチをONにするとエラーで機械が止まってしまう場合は以下の手順で不具合発生部位を確認することができます。
1.制御盤の扉を開きインバータの動きがモニターできるようにします。
2.運転スイッチをONにし3秒以内にOFFにする。
※機械は5分間運転状態をキープします。但しヒーターはONしないのでヒーターのチェックはできません。
※送風機から異音がでていないか、インバータの表示にエラーが発生していないか確認します。
※温度計の表示がおかしくなっていないか確認します。

運転スイッチをONにした時に、インバータオープン異常で機械が止まってしまう場合は、運転スイッチをONし、すぐにOFFにします。モーターの回転数が安定したあと運転スイッチをONにすれば減容作業ができます。
※インバータオープン異常は、設定されている時間内にモーターが設定回転数を越えられない場合でるエラーです。モーターの劣化や気温が低い場合発生しやすいエラーとなります。